編み物は全くやったことはなかった。
確かはるか昔に、棒針で何段か編んだことがあるのだが、キツく編みすぎて棒が回らなくなり、固い固い編み目の揃わない物になり、投げ捨てたくなるほどだった。
最期まで編むことなく完全に断念した記憶がある。
最初のきっかけは、N原さんが持っていたガーゼのハンカチだった。
縁取りが綺麗にレース編みしてあったので、
「わぁ、綺麗~!どこでこんなの売ってるの?」
と聞いたらなんと、
「ガーゼに自分で周りを編んだのよ」
ときいてびっくらこいた。
そこからは、朝の阪急電車の20分間で編み物教室が始まった。
レースのハンカチ、レース用のかぎ針、綿の糸、全部100均で調達した。
その後、毛糸も買って教えてもらった。
長編み、こま網、鎖編み、
なかなか面白い。
通勤電車の中、家に帰ってからもずっと夢中になって楽しすぎた。
実家ロスで、ふとした瞬間には心が空白になってしまい、ぼぉ~っとしてしまう心には、編んでいる間は編む一定のリズムにのって集中する編み物は私の心のスキマにとても心地よかった。
作った作品たち。他に3作くらいあるが写真撮ろうと思ったらどこかにしまって見当たらなかった。
いちばん番右下は、N原さんにプレゼントでもらったもの。
春用のマフラーだが私の作った物とはレベルが違う。
他にも、ガーゼに縁取りしたもの、今作成中のものもある。
初心者なので最初はマフラーに挑戦したが、これから他の作品にも挑戦してみたいな。
では、またぬん。