のんびりももりんの気なが1日ぶろぐ

毎日の日記のような記録

あなたは巳年?

小学校、中学校、高校、大学、社会人として、何人の友達ができるだろう。

小学校、中学校の友達は引っ越ししたことで縁が切れた。

あんなに仲良かったのにもう、名前すら忘れかけてきたし、姓がかわっているだろうから尚更わからない。

高校の友達も久しく会っていないし、大学の友達も会社に入ってすぐの頃は一緒に旅行に行ったりもしたが、結婚を経て縁も切れてしまった。

では、会社に入ってからは?というと実際に損得なしに心から話せる友達なんていないし、年齢も違うし価値観も趣味も違う。

会えばそれこそ仲良く話しはするが、その程度だ。

なかなかそんな親友と言える友達って出来るもんでもない。

しかも、親友ほしさに「親友になって」なんてお願して出来る親友なんて存在しない。

 

電車の中で会うおばさまは、私にとってまさにお姉ちゃん、お母さん、友達、みたいな存在になっていく。

それからというもの、このおばさまと毎朝、会って楽しくおしゃべりしながらの毎日の通勤が楽しくて仕方なくなってしまった。

 

まずは、このおばさまの人物像を。

 

確か・・・76歳女性

ネズミ年生まれ

富山県出身

東北美人なのかお肌がピカピカで綺麗すぎる

めちゃくちゃおしゃれさん

洋服のアイテムに合わせてスカーフが毎日違う

彼女のラッキーアイテムは帽子らしく、洋服の色に合わせて毎日帽子の色が違う

めちゃくちゃおしゃべりが好き

めちゃくちゃ明るく笑顔がステキ

特に信者ではないものの、神社仏閣に詳しくかなり信心深い

大きな会社が寄り合う組合事務所のお掃除を一人で任されている

娘と息子がいる

フレンチブルドッグ文鳥を飼っている

旦那さんは確か・・・85歳?

今の旦那さんとは再婚だそう

息子は釣りが上手い、娘は銀行勤務

手芸、布小物、洋服のリフォームや再利用、編み物、お料理が上手

左膝が痛いので歩くのが少し大変

耳が少し遠いので、補聴器を付けているが、よく付けるのを忘れてくる

私の趣味と一致していたのが仲良しになった原因だったのだと思う。

 

おばさまの初めての質問が、

「あなたは巳年?普賢菩薩さまがあなたを守ってくれているのよ。」

だった。

「え???そうだけど。なんで・・・?」

(不思議だ。なんでわかったのだろうか・・・)

 

「私はね、ネズミ年生まれなの。だからね、先手観音菩薩さまがついていて下さるのよ。」

「おん ばざら だらま きりく そわか」

と唱えると教えてもらう。

 

「ふ~ん。先手観音菩薩さまか。」

 

人は生まれた年の干支にしたがって、守護してくれる仏様が定まっており、その仏様が各人の守り本尊がいらっしゃるらしい。

 

私は、巳年なので、守護神は普賢菩薩さま

 

普賢菩薩

釈迦如来の慈悲行を象徴する仏とし、智恵を受けもつ文殊菩薩とともに釈迦如来の右脇侍として配される。

一身四頭(三頭)の白象に騎乗し、二臂(ひ)もしくは二十臂の手には印や仏具などを持っている。寿命をのばす御利益のある延命像仏の理性をあらわし、特に世界にあまねく現われ、慈悲の力と、なにものにも打ち勝つ強い悟りを求める心を持つ。

広く普賢行と言われるように、修行を象徴する菩薩様。

普賢菩薩真言は、

「おん さんまや さとばん」

と唱えるらしい。

 

「ふ~ん。象さんに乗ってるのね。」

 

 

干支は12あるけど、かぶっている神様もあるので、8種類。

 

「ふ~ん、なるほど。」

 

全部が全部信じる訳ではないが、興味深い話だった。

何故か説得力がありそうでその守護神に自分が守られているんだなと知った。

 

毎朝、20分の電車の中で、その不思議な出会いのおばさまから、裁縫、編み物や色々なことを教わることになる。

 

この続きはまた明日ね。

 

またぬん

 

*このかぁいいパンダのイラストはイラストバンク パンダ支店のページからいただきましたよ。